「ケーソン基礎工法」について解説します

鹿児島県や熊本県をはじめ日本全国で港湾工事などを行なっている株式会社五大です。
今回は、私たちの仕事に馴染みの深い「ケーソン基礎工法」について解説します。

ケーソン基礎工法とは

ケーソン基礎工法は基礎工事の一つです。
ケーソンという名称の箱型構造物を使って、基礎や地下構造物を構築する工法です。
ケーソン基礎工法は主に次の3つです。

1、オープンケーソン工法

オープンケーソン工法は、準備工・刃口部構築・躯体構築・掘削・沈下・支持力確認・中埋めコンクリート・中埋め材充てん・頂版コンクリートの順で進められます。
この工法は傾斜の修正作業が困難であるため、土圧がある場所の施工には適していません。

2、ニューマチックケーソン工法

ニューマチックケーソン工法は、刃口の据付・作業室の構築・エアロック、シャフトの装着・掘削・沈下・載荷試験・作業室内の底詰めコンクリートの打設・エアロック、シャフトの撤去の順で進められます。
作業室から現場の状況を確認できるので、計画的な施工が可能になります。

3、設置ケーソン工法

設置ケーソン工法は、水中発破・グラブ掘削・底面仕上げ・ケーソンの製作と沈設・骨材投入・モルタル投入の順で進められます。
陸上でつくったケーソンを所定の海底に沈めたあと、内部にコンクリート打設を行ないます。

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