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海上クレーン工事の仕組みを解説します!

こんにちは!株式会社五大です。
私たちは熊本県天草市に拠点を構える海上クレーン工事の専門業者です。
九州一円はもちろん、鹿児島県など全国各地で港湾工事や浚渫工事などの海洋開発に貢献しています。
この記事では、私たちが行っている海上クレーン工事の仕組みについてご紹介します。

重量物を吊り上げる仕組み

海と船
海上クレーン工事とは、海上に浮かぶ船や台船に取り付けられたクレーンを使って、重量物を吊り上げたり、海底に杭を打ち込んだりする工事のことです。
海上クレーンは陸上のクレーンと比べて、より大きな荷重を扱えるように設計されていることをご存じですか?
また、船の揺れや風などの影響を受けないように、高度な制御技術や安全装置が備えられています。
海上クレーンは、電動機や減速機、ブレーキなどの機械装置や制御盤などの電気装置が連動して動作します。
運転室からオペレーターが操作することで、スプレッダやフック付き吊りビームの高さや位置を調整しながら目的の場所まで運ぶのです。

なぜ船がひっくり返らないのか

海上クレーン工事では、重量物を吊り上げる際に船がバランスを崩して転覆しないようにすることが重要です。
そのためには、以下のような対策が行われています。

台船の選定

台船は、荷重や作業条件に応じて適切なサイズや形状、安定性を持ったものを選びます。
また、台船にはバラストタンクと呼ばれる水を入れたり抜いたりできるタンクが設置されており、水の量や位置を調整することで船の重心や傾きをコントロールできます。

自航式SEP船の利用

自航式SEP船とは、水深10~65mの海域で作業できる特殊な台船です。
作業時には4本の脚を海底に着床させ、船体をジャッキアップさせることで海面から切り離し、波浪に左右されない作業条件を確保できます。
また、脚には回転機構が付いており、風向きや作業方向に合わせて船体の向きを変えることができます。

スナッグロード防止装置の設置

スナッグロードとは、スプレッダが船倉に引っかかるなどして巻上ロープに発生する予想外の大荷重のことです。
これが発生すると、ワイヤロープが破断したり、台船が傾いたりする危険があります。
そのため、スナッグロード防止装置と呼ばれる安全装置が設けられているのです。
これは、一定以上のロープ張力が作用すると、瞬時に固定を開放できる機構で、スナッグロードを回避するものです。
以上が、海上クレーン工事の仕組みについての解説でした。
株式会社五大では、これらの技術やノウハウを生かして、お客様のニーズに応える高品質な工事を提供しています。

鹿児島県の海上クレーン工事はお任せを!

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港湾工事や浚渫工事など、幅広い分野で活躍する海上クレーンを自社保有しています。
また、自社施工体制により、迅速かつ安全な工事を実現可能です。
海上クレーン工事に関するご相談やお見積りは、ぜひお問い合わせフォームからご連絡ください。
お客様のご要望に応じて最適なプランをご提案いたします。

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