こんにちは！ 熊本県上天草市を拠点に港湾工事や浚渫工事などを手掛けている業者、株式会社五大です。
皆様は、潜水士が行う水中溶接は一体どのようなお仕事であるのかご存じでしょうか？
「普通の溶接とどう違うんだろう？」と思われている方もいらっしゃると存じます。
今回は、水中溶接というお仕事について解説いたします！

水中溶接というお仕事

水中溶接とは、その名前の通り水中で溶接を行うお仕事です。
「水中でも溶接ができるの！？」と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は水中溶接は海や川での工事はもちろん、水族館やプール・船などといったいろいろな場所で必要とされております。
溶接の種類はアーク溶接にあたります。
アーク溶接とは溶接棒と溶接箇所との間に発生する放電を利用した溶接のことです。
水中でアーク溶接を行う場合、常にまわりの水によって急激に冷やされながら加熱・溶接を行うこととなるため、陸上での溶接作業と同じように行うと十分な強度を十分な強度を保てません。
そのため、陸上での溶接とは異なる方法による溶接が行われます。

水中溶接の工法

水中溶接の工法は大きく湿式と乾式の2種類に分けられます。
湿式とは、溶接箇所が水に浸かっている状態のまま溶接を行うことです。
作業中に発生する汚泥物質により視界が遮られながら作業を進めることとなるため、基本的には応急処置の意味合いで行われます。
一方、乾式とは、溶接箇所を水のカーテンなどによって水に触れない状態にしてから溶接を行うことです。
まわりの水による急激な冷却と溶接のための過熱が同時に起こらないようにできるうえ、湿式のように作業中に視界が遮られることもないため、陸上で行う溶接と引けを取らない品質の高い溶接を行えるのが特徴です。

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