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クレーン船で重たいものを持ち上げても転覆しない理由

こんにちは! 株式会社五大です。
熊本県上天草市に拠点を構え、港湾工事や浚渫工事などを承っている業者です。
「大きなものを持ち上げたいけど、クレーン船で持ち上げると転覆してしまいそう……」と不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
巨大な荷物をクレーンで持ち上げても、クレーンが備わった船は本当に沈まないのでしょうか?
今回は、重量物を持ち上げてもクレーン船が転覆しない理由について解説いたします!

重心を保つために「水」を活用!


何の工夫もなく重量物をクレーンで持ち上げると船は傾き、場合によっては冒頭で触れたように転覆してしまいます。
しかし現実のクレーン船においてそういった事故は起こっておりません。
その理由は「水」にあります。
重量物を持ち上げて転覆する理由は、重心が重量物に偏っているからです。
つまり、重心の偏りがなくなれば転覆するおそれはなくなります。
重心が重量物に寄っている場合、その反対方向の重量が重くなれば重心は安定するようになります。
その重量増加に使われるのが水なのです。
重心を調節する必要が発生した場合、船はタンクに大量の水を充填します。
船に水の重さが加わることで重量物とのウエイトバランスが調和するのです。

滑車の原理もカギ

「転覆しない理由は分かったけど、持ち上げるためのワイヤーが切れそうで心配……」と不安に思われている方もいらっしゃることでしょう。
滑車の原理を聞いたことはございますか?
固定された滑車を使って重量物を持ち上げる場合は重量物と同等の力が必要となります。
しかし、滑車が固定されていない場合半分の力で持ち上げることができるという原理です。
クレーン船のクレーンの先端には、この滑車の原理が用いられております。
これにより、ワイヤーや油圧などの負荷は大きく軽減されているため、持ち上げている途中でワイヤーがちぎれてしまう可能性も限りなくゼロに近づけられているのです。

クレーン船を用いた作業もお任せください!


弊社では、浚渫工事や岸壁工事・水中型枠などクレーン船・起重機船を使用した工事も承っております。
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