港湾工事ってどんな流れで行われるの?
こんにちは! 株式会社五大です。
熊本県上天草市に拠点を構え、港湾工事や浚渫工事などを手掛ける業者です。
皆様は、港湾工事がどのような流れで行われるかご存じでしょうか?
普段何気なく目にしている防波堤や岸壁がどのようにつくられているのか、具体的にはよく知らないという方も多いと存じます。
今回は、港湾工事の流れについて解説いたします!
港湾工事はどのように行われるのか
まず海上で施工予定のポイントまで移動し、そこから海中へ土台となる石を大量に投げ込んでいきます。
海底に沈んだ石は基礎として機能するように潜水士によって並べられていきます。
この石は1個あたり100kg前後もの重さがあるものもございますが、水中では浮力が働くので、地上だととても人の手で持ち上げることができないような石でも1人で持ち上げられるほど軽くなるのです。
潜水士によって成形された石の山の上に、別の場所で製作されたケーソンと呼ばれる巨大な鉄筋コンクリートの構造物を配置していきます。
ケーソンはクレーン船で運搬・据え付けされます。
ケーソンの中身は空洞ですので、そのままだと満潮時に波に流されてしまいかねません。
そういったことにならないようにケーソンの内部に石を敷き詰め、満潮時に激しい波にさらされても動かないようにします。
その後、コンクリートの蓋をかぶせれば完成です。
ケーソンって何?
「先ほどの解説の中で現れたケーソンって何のこと?」と思われた方もいらっしゃると存じますので、ここからはケーソンについて解説いたします。
私たちが目にしている海上の防波堤・岸壁の多くは、ケーソンと呼ばれる鉄筋コンクリート製の箱状の構造物で構成されております。
ケーソンの名前の由来はフランス語で、その意味は見た目通り「大きな箱」です。
港湾工事はケーソンを使わない工法もございますが、現代においてはケーソンを用いる工法が主流となっています。
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