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こんなに進化した!潜水器の進化の歴史をご紹介

こんにちは! 港湾工事や浚渫工事などを手掛けている業者、株式会社五大です。
熊本県上天草市を拠点に、九州一円を中心に日本全国にて活動しております。
潜水して作業を行う潜水士の安全が気になるという方も多くいらっしゃることでしょう。
潜水士の安全を守る潜水器は驚くほど進化を遂げており、その歴史を紐解くといかにして潜水士たちの安全を守ってきたのかが分かります。
今回は、潜水器の進化の歴史について解説いたします。

ヘルメット式


現在でも使用されている中で最も長い歴史を持つ潜水器はヘルメット式の潜水器です。
日本に持ち込まれたのは1857年で、何と江戸時代末期から使用され続けているのです。
ヘルメット式の潜水器の特徴は潜水服内の空気量を調節できることで、この空気を利用することで人の手だけでは持ち上げられない重量物を持ち上げたり、送気が止まった場合にも救助を待つ余裕ができたりと、さまざまなメリットがございます。
しかし、この空気量の調節にはそれなりの習熟度が必要で、装備全体の重量も重く機動性に難ありというデメリットも抱えてしまっております。

スクーバ式

1943年に開発されたスクーバ式の潜水器は、スポーツダイビングから業務のための潜水まで幅広く使用されている潜水器です。
ヘルメット式潜水器は送気のためのホースを船上につないでいるため、行動範囲が制限されておりましたが、スクーバ式の潜水器は呼吸に必要なガスを封入したボンベを背中に装着しているため、行動範囲が制限されません。
それゆえ、単独行動のハードルが下がってしまったのも事実です。
また、ヘルメット式だと送気が止まらなければ潜水時間に制限はないものの、スクーバ式だと潜水時間はボンベ内のガスの量に左右されるというデメリットも抱えております。

フーカー式

ヘルメット式とスクーバ式のデメリットを克服した潜水器が、フーカー式の潜水器です。
空気の供給はボンベを使用せずホースによる供給という形になるため、行動範囲に制限はあるもののヘルメット式と同じように潜水時間の制約を受けなくなり、またスクーバ式と同等の軽装備であることから高い機動性も兼ね備えております。
現在最もメジャーな潜水器はスクーバ式とフーカー式の2つですが、近年の業務潜水においてはフーカー式がよく使用されます。

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